Milord Club 
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  目次
  はじめに
  文字表記の巻別一覧
  サンプルmp3ファイル
  MML/MIDIデータ等
  データ作成の概要
  Scalaに関するメモ

  ■  はじめに
    古今和歌集の歌を「ト」と「タ」で置き換えて音にしてみます。
 
例)  年の内に 春はきにけり ひととせを 去年とや言はむ 今年とや言はむ  在原元方
   トタタトタト。タトトタトトト、トタトトト。タトトトトタト。トタタタトトタト。  [mp3]  53.4KB
    「ト」は低い音、「タ」は高い音、「、」は無間隔(つまりダミー)、「。」は間隔を空けることを表わしています。
また歌の最後には「。」を付けます。

これに一体何の意味があるのでしょうか。 さて?
それを考えてもらう材料を提示することがこのページの目的です。   言葉は本当に伝わるのか、など。

データ作成にあたってはVSTホストとVSTi以外はフリーウェア系のソフトを使用させていただきました。

テキスト音楽「サクラ」 (http://oto.chu.jp/) というソフトをご存知の方は、それにより文字表記からMIDIデータを作れることはご存知でしょう。
Scala (http://www.xs4all.nl/~huygensf/scala/) というソフトをご存知の方は、それにより二つの音の間を十二平均律以外の好きなcent幅で定義できることはご存知でしょう。
Rhino (http://bigtick.pastnotecut.org/) というVSTiをご存知の方は、それがScalaで作成した.tunファイルを読み込める、マイクロチューニング(microtuning/microtonal scale)機能を持つVSTiの一つであるということはご存知でしょう。
energyXT (http://www.xt-hq.com/) というVSTホストをご存知の方は、それがMIDIシーケンサを持っていてMIDIデータをVSTiで鳴らしたものをwavファイル化できることはご存知でしょう。
Audacity (http://audacity.sourceforge.net/) というソフトをご存知の方は、それに複数のwavファイルをdrag&dropして先頭にそれぞれ0.5秒の空白を挿入できることはご存知でしょう。
foobar2000 (http://www.foobar2000.org/) というソフトをご存知の方は、CLI encorder機能でLameを呼んでwavをmp3に変換でき、Masstagger機能で一括してID3v2タグを付けられることはご存知でしょう。
MP3Gain (http://mp3gain.sourceforge.net/) というソフトをご存知の方は、それでmp3ファイルの音量をチェックしたり揃えたりすることができることや、IgnoreオプションでタグにUndo情報を書き込まないようにすることができることはご存知でしょう。

データの作成環境はCeleron 2.0G/512M/C-Media CMI8738(onBoard)/Windows2000 SP4です。
( 2006/02/05 )