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古今和歌集の部屋
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巻十三
題しらず
凡河内躬恒
636
長しとも 思ひぞはてぬ 昔より あふ人からの 秋の夜なれば
思ひぞはてぬ ・・・ よく考えてもそうは思わない
あなたに逢っている間は長くてたまらないとは思いません、昔から、逢う人によって感じ方が変わる秋の夜だといいますから
、という歌。
 "昔より" というのは、そういう諺があったとも考えられるが、一つ前の
635番
の小町の歌や、万葉集・巻十2303の次の歌のように 「恋しい人と逢っていると短く感じることもある」ということから、
"思ひぞはてぬ" と言っているのだとも考えられる。
秋の夜を 長しと言へど
積もりにし
恋を尽せば 短くありけり
( 2001/10/25 )
(改 2004/01/02 )
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