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古今和歌集の部屋
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巻十四
題しらず
読人知らず
721
淀川の よどむと人は 見るらめど 流れて深き 心あるものを
淀川の 「淀」という言葉のように不活発で、まるで気がないように見えるでしょうが、ずっと長く一緒にいたいという深い心があるのがわかりませんか
、という歌。 "流れて" には 「永らえて」ということを掛けている。
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720番
の歌から川が 「淀む」という「相手の所に足しげく通わない」イメージを引き継ぎ、物は言いようで、「心は決して離れていませんよ」ということを言っている歌である。
( 2001/12/10 )
(改 2004/01/15 )
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