1001 |
あふことの まれなる色に 思ひそめ 我が身は常に 天雲の 晴るる時なく |
読人知らず |
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タトトトト。トタタトトタト。トタタタト。タトトトタトト。トタタタタ。トタトタトトト、 |
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富士の嶺の もえつつとはに 思へども あふことかたし 何しかも 人をうらみむ |
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タトトトト。トタタトタトト。トタトトト。タトトトトタタ。タトトトト。トタタトタタト、 |
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わたつみの 沖を深めて 思ひてし 思ひは今は いたづらに なりぬべらなり |
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トタタタタ。トタタトタトト、トタトトト。トタトトタトト。トタタタタ。トタタタトトト、 |
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ゆく水の 絶ゆる時なく かくなわに 思ひ乱れて 降る雪の けなばけぬべく |
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トタタタタ。トタトタトトト、トタタタタ。トタタタタトト、タトトトト。トタトトタタト、 |
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思へども えぶの身なれば なほやまず 思ひは深し あしひきの 山下水の |
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トタトトト。タトトトタトト。タトトトト。トタトトタトト。トタタタタ。トタタタトトト。 |
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木隠れて たぎつ心を 誰にかも あひかたらはむ 色にいでば 人知りぬべみ |
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トタタトト。トタトトタタト、タトトトト。タトトタタタト。トタトタトト。トタタタタタト。 |
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墨染めの 夕べになれば ひとりゐて あはれあはれと なげきあまり |
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トタタタタ。トタタトタトト。トタトトト。タトトタトトト、トタタタトト。 |
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せむすべなみに 庭にいでて 立ちやすらへば 白妙の 衣の袖に 置く露の |
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トタタタタトト。トタタタトト。トタタタタトト。トタタタタ。トタタタトタタ。トタタトト。 |
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けなばけぬべく 思へども なほなげかれぬ 春霞 よそにも人に あはむと思へば |
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トタトトタタト、トタトトト。タトトタタタト。トタタトト。タトトトトトト。トタトトトタトト。 |
1002 |
ちはやぶる 神の御代より 呉竹の 世よにも絶えず 天彦の 音羽の山の |
紀貫之 |
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トタタタト。タトトタトトト、トタトトト。タトトトタトト。トタタタタ。トタタタトタト。 |
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春霞 思ひ乱れて 五月雨の 空もとどろに 小夜ふけて 山郭公 鳴くごとに |
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トタタトト。トタタトタトト、トタタタタ。タトトトタタタ、トタタトト。トタタタタトト。トタタトト。 |
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誰も寝ざめて 唐錦 竜田の山の もみぢ葉を 見てのみしのぶ 神無月 |
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タトトトタトト、トタタトト。タトトトトタト。トタタトト。タトトトトタト。トタタトト。 |
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時雨しぐれて 冬の夜の 庭もはだれに 降る雪の なほ消えかへり 年ごとに |
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トタタトタトト、トタタタト。トタタトタタタ、タトトトト。タトトタタタト。トタタトト。 |
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時につけつつ あはれてふ ことを言ひつつ 君をのみ 千代にと祝ふ 世の人の |
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トタトトタタト、トタタタト。トタトトタタト、トタタタト。タトトトトタト。タトトトト。 |
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思ひするがの 富士の嶺の もゆる思ひも あかずして わかるる涙 藤衣 |
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トタタタトトト、タトトトト。トタタトタトト、トタトトト。トタタトタトト。トタタトト。 |
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おれる心も 八千草の 言の葉ごとに すべらぎの おほせかしこみ まきまきの |
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トタトトタタト、トタトトト。トタタタタトト。トタタタタ。トタタタタタト、トタトトト。 |
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中につくすと 伊勢の海の 浦のしほ貝 拾ひ集め 取れりとすれど 玉の緒の |
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タトトトタトト、タトトタトト。トタタトタトト、トタタタタト。トタトトトタト。トタタタト。 |
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短き心 思ひあへず なほあらたまの 年をへて 大宮にのみ 久方の |
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トタタトトトト。トタタタタト。タトトタタタタ。トタトトト。トタタタタタト。トタタタタ。 |
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昼夜わかず つかふとて かへりみもせぬ 我が宿の しのぶ草おふる 板間あらみ |
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トタトトトタト。トタトトト。トタタタトトト、タトトトト。トタタトトトタト、トタタタタト。 |
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ふる春雨の もりやしぬらむ |
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タトトタタタタ。タトトトタタト。 |
1003 |
呉竹の 世よのふること なかりせば いかほの沼の いかにして |
壬生忠岑 |
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トタトトト。タトトトタタタ、トタタトト。トタタタトタト。トタトトト。 |
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思ふ心を のばへまし あはれむかしべ ありきてふ 人麿こそは うれしけれ |
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トタトトタタト、トタタタト。タトトトタタタ、トタトトト。トタタタタトト。トタタトト。 |
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身はしもながら 言の葉を あまつ空まで 聞こえあげ 末の世までの あととなし |
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トタタタタトト。トタタタタ。タトトタトトト、トタタタト。トタタタトトト。タトトタト。 |
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今もおほせの くだれるは 塵につげとや 塵の身に つもれることを とはるらむ |
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タトトトタタタ、トタタトト。トタタトタトト、トタタタタ。トタタトトタト。トタタタト。 |
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これを思へば けだものの 雲に吠えけむ 心地して ちぢのなさけも 思ほえず |
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トタタトタトト、トタタタタ。タトトトタタト、トトトトト。タトトタトトト、トタタタト。 |
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ひとつ心ぞ ほこらしき かくはあれども 照る光 近きまもりの 身なりしを |
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トタタトタタト、トタタトト。タトトタトトト、タトトトト。タトトトタタト、トタタトト。 |
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誰かは秋の くる方に あざむきいでて み垣より とのへもる身の み垣もり |
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タトトトタトト。タトトトト。トタタタタトト。トタタタト。トタタタタタタ、トタタトト。 |
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をさをさしくも 思ほえず ここのかさねの 中にては 嵐の風も 聞かざりき |
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トタタタタトト。トタタタト。トタタタトトト、タトトトト。タトトトトタタ。トタタトト。 |
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今は野山し 近ければ 春は霞に たなびかれ 夏は空蝉 鳴きくらし |
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タトトタトトト、タトトトト。タトトトタタタ、トタタタト。トタトトタタタ、トタタタト。 |
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秋は時雨に 袖をかし 冬は霜にぞ せめらるる かかるわびしき 身ながらに |
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タトトトタタタ、トタタタタ。トタトトタトト、トタタタト。トタトトタタト、トタトトト。 |
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つもれる年を しるせれば いつつのむつに なりにけり これにそはれる わたくしの |
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トタタトトタト。トタタトト。トタトトタトト。トタタタト。トタタトタタト、トタタタタ。 |
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老いの数さへ やよければ 身はいやしくて 年たかき ことの苦しさ 隠しつつ |
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トタタタトトト、タトトトト。トタタタタトト。トタトトト。トタタトタタト、トタタタト。 |
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長柄の橋の ながらへて 難波の浦に たつ浪の 浪のしわにや おぼほれむ |
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タトトトトタト。トタタトト。トタタタトタト。タトトトト。トタタトタタト、トタタタト。 |
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さすがに命 惜しければ 越の国なる 白山の かしらは白く なりぬとも |
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トタタタタトト。タトトトト。タトトトタトト、トタタタタ。トタタトタトト。トタトトト。 |
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音羽の滝の 音に聞く 老いず死なずの 薬もが 君が八千代を 若えつつ見む |
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トタタタタタタ。トタトトト。タトトトタタタ、トタタタト。トタタタトトト、トタタタトタト。
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1004 |
君が代に あふ坂山の 岩清水 こ隠れたりと 思ひけるかな |
壬生忠岑 |
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トタタタタ。トタタタタタタ。トタタトト。トタタトトトト。トタタタトトト。 |
1005 |
ちはやぶる 神無月とや 今朝よりは 雲りもあへず 初時雨 |
凡河内躬恒 |
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トタタタト。トタタトトトト、タトトトト。トタタトトタト。トタタトト。 |
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紅葉と共に ふるさとの 吉野の山の 山嵐も 寒く日ごとに なりゆけば |
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タトトトタトト。トタトトト。タトトトトタタ。トタタトトト。トタトトタタタ、トタタトト。 |
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玉の緒とけて こき散らし あられ乱れて 霜こほり いや固まれる 庭の面に |
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トタタタタトト。トタタタト。トタタタタトト、トタトトト。タトトタタタト。トタタタトト。 |
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むらむら見ゆる 冬草の 上に降りしく 白雪の つもりつもりて あらたまの |
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トタタタトタト。トタトトト。トタタタタタト、トタトトト。トタタトタトト、トタタタタ。 |
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年をあまたも すぐしつるかな |
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トタトタトトト、トタタタトトト。 |
1006 |
沖つ浪 荒れのみまさる 宮の内は 年へて住みし 伊勢の海人も |
伊勢 |
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トタタトト。トタトトトトト。トタタタタト。トタトトトトト。タトトタトト。 |
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舟流したる 心地して よらむ方なく かなしきに 涙の色の 紅は |
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タトトタタタト。トタタタタ。トタタトタトト、トタタトト。タトトトトタト。トタタタタ。 |
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我らが中の 時雨にて 秋のもみぢと 人びとは おのが散りぢり 別れなば |
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タトトトタトト。トタタタト。タトトタトトト、トタトトト。トタタトタタタ、トタタトト。 |
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たのむかげなく なりはてて とまるものとは 花薄 君なき庭に 群れ立ちて |
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トタトタトトト、トタタトト。トタタトタトト、トタタトト。トタタトトタタ。トタタトト。 |
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空をまねかば 初雁の なきわたりつつ よそにこそ見め |
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タトトトタトト、トタタタタ。トタタタタタト。タトトトトタト。 |
1007 |
うちわたす をち方人に もの申す我 そのそこに 白く咲けるは 何の花ぞも |
読人知らず |
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トタタタト。トタタタトトト。トタトトトタト。タトトトト。タトトトタトト、タトトトタトト。 |
1008 |
春されば 野辺にまづ咲く 見れどあかぬ花 まひなしに ただ名のるべき |
読人知らず |
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トタタトト。タトトタトトト、タトトトタタタタ。トタタトト。タトトタタタト。 |
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花の名なれや |
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トタタタタトト。 |
1009 |
初瀬川 ふる川野辺に ふたもとある杉 年をへて またもあひ見む |
読人知らず |
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トタタトト。トタタタタトト。トタトトタトトト。トタトトト。トタトタトトト、 |
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ふたもとある杉 |
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トタトトタトトト。 |
1010 |
君がさす 三笠の山の もみぢ葉の色 神無月 時雨の雨の 染めるなりけり |
紀貫之 |
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トタタタト。トタタタタタタ。トタタトトトト。トタタトト。トタタタタトト。トタタトタトト。 |
1011 |
梅の花 見にこそきつれ うぐひすの ひとくひとくと いとひしもをる |
読人知らず |
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トタタタタ。タトトトトタト。トタトトト。タトトタトトト、トタタトトタト。 |
1012 |
山吹の 花色衣 主や誰 問へど答へず くちなしにして |
素性法師 |
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トタトトト。トタタタタトト。タトトタト。タトトトタタト、トタタタタタタ。 |
1013 |
いくばくの 田をつくればか 郭公 しでの田をさを 朝な朝な呼ぶ |
藤原敏行 |
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トタタタタ。タトトタトトト。トタタトト。タトトトタタタ、トタタタトトトト。 |
1014 |
いつしかと またく心を 脛にあげて 天の河原を 今日や渡らむ |
藤原兼輔 |
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タトトトト。トタトトタタト、タトトトトト。タトトトタタタ、タトトトタタト。 |
1015 |
むつごとも まだつきなくに 明けぬめり いづらは秋の 長してふ夜は |
凡河内躬恒 |
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トタタタタ。タトトタトトト。トタタタト。トタタタタトト。タトトタトタト。 |
1016 |
秋の野に なまめきたてる 女郎花 あなかしかまし 花もひと時 |
僧正遍照 |
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タトトトト。トタタタタタト。トタタトト。タトトタタタト。トタトトタトト。 |
1017 |
秋くれば 野辺にたはるる 女郎花 いづれの人か つまで見るべき |
読人知らず |
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タトトトト。タトトトタタト、トタタトト。トタタタタタト。タトトトタタト。 |
1018 |
秋霧の 晴れて曇れば 女郎花 花の姿ぞ 見え隠れする |
読人知らず |
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トタトトト。タトトトタトト、トタタトト。トタタタトトト、トタタトトトト。 |
1019 |
花と見て 折らむとすれば 女郎花 うたたあるさまの 名にこそありけれ |
読人知らず |
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トタトトト。トタトトトタト。トタタトト。トタタタトトトト、トタトトトタタト。 |
1020 |
秋風に ほころびぬらし 藤ばかま つづりさせてふ きりぎりす鳴く |
在原棟梁 |
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トタトトト。トタタタタタト。トタタトト。トタタタタタト、トタタトトトト。 |
1021 |
冬ながら 春のとなりの 近ければ 中垣よりぞ 花は散りける |
清原深養父 |
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トタタトト。タトトトタタタ、タトトトト。トタタタタトト。トタトトタタト。 |
1022 |
いそのかみ ふりにし恋の かみさびて たたるに我は いぞ寝かねつる |
読人知らず |
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トタタトト。トタタトタトト。トタタトト。トタトトタトト。タトトタタタト。 |
1023 |
枕より あとより恋の せめくれば せむ方なみぞ 床なかにをる |
読人知らず |
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タトトトト。タトトトタトト。トタタトト。トタタタタトト。トタタタタタト。 |
1024 |
恋しきが 方も方こそ ありと聞け たてれをれども なき心地かな |
読人知らず |
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トタタトト。トタトトタトト、タトトトト。トタタタトトト、タトトタタタタ。 |
1025 |
ありぬやと こころみがてら あひ見ねば たはぶれにくき までぞ恋しき |
読人知らず |
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トタトトト。トタタタタトト。タトタトト。トタタタタトト。タトトトタタト。 |
1026 |
耳なしの 山のくちなし えてしかな 思ひの色の 下染めにせむ |
読人知らず |
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トタタタタ。トタタタタタタ、タトトトト。トタタタタタト。トタタタタタト。 |
1027 |
あしひきの 山田のそほづ おのれさへ 我をほしてふ うれはしきこと |
読人知らず |
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トタタタタ。トタタタタタタ。トタタタト。タトトタトトト、トタタタトトト。 |
1028 |
富士の嶺の ならぬ思ひに もえばもえ 神だにけたぬ むなし煙を |
紀乳母 |
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タトトトト。トタトトタトト、トタトトト。タトトトトタト。トタトトタタタ。 |
1029 |
あひ見まく 星は数なく ありながら 人に月なみ 惑ひこそすれ |
紀有朋 |
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タトトタト。トタタトタタト、トタタトト。トタタトタタタ、トタトトトトト。 |
1030 |
人にあはむ 月のなきには 思ひおきて 胸はしり火に 心やけをり |
小野小町 |
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トタタタタト。トタタタトトト、トタタタトト。トタタタタタタ。トタタトタタト。 |
1031 |
春霞 たなびく野辺の 若菜にも なりみてしかな 人もつむやと |
藤原興風 |
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トタタトト。トタタトタトト。タトトトト。トタタトタトト。トタタトタトト。 |
1032 |
思へども なほうとまれぬ 春霞 かからぬ山も あらじと思へば |
読人知らず |
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トタトトト。タトトタタタト。トタタトト。トタタトトタト。トタトトトタトト。 |
1033 |
春の野の しげき草葉の 妻恋ひに 飛び立つきじの ほろろとぞ鳴く |
平貞文 |
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タトトトト。タトトタトトト、トタタタタ。トタタトトトト。トタトトトトト。 |
1034 |
秋の野に 妻なき鹿の 年をへて なぞ我が恋の かひよとぞ鳴く |
紀淑人 |
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タトトトト。タトトトトトト。トタトタト。タトタトトトト。トタトトトトト。 |
1035 |
蝉の羽の 一重に薄き 夏衣 なればよりなむ ものにやはあらぬ |
凡河内躬恒 |
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トタタタタ。トタトトトトト。トタタトト。タトトトタタト、トタトタトトタト。 |
1036 |
隠れ沼の 下よりおふる ねぬなはの ねぬなは立てじ くるないとひそ |
壬生忠岑 |
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トタタタタ。トタタトトタト。トタタタタ。トタタタトタト。タトトトタタト。 |
1037 |
ことならば 思はずとやは 言ひはてぬ なぞ世の中の 玉だすきなる |
読人知らず |
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トタタトト。トタタトタトト。トタタタト。タトトタトトト。トタタトトタト。 |
1038 |
思ふてふ 人の心の くまごとに 立ち隠れつつ 見るよしもがな |
読人知らず |
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トタタタト。トタタタタタタ、トタタトト。トタタタタタト。タトタトトトト。 |
1039 |
思へども 思はずとのみ 言ふなれば いなや思はじ 思ふかひなし |
読人知らず |
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トタトトト。トタタトトタト。トタトトト。タトトトタタト、トタトトタタト。 |
1040 |
我をのみ 思ふと言はば あるべきを いでや心は おほぬさにして |
読人知らず |
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タトトタト。トタトトトタト。トタタトト。タトトトタタト、トタタタタタタ。 |
1041 |
我を思ふ 人を思はぬ むくいにや 我が思ふ人の 我を思はぬ |
読人知らず |
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タトトトタト。トタタトタタト、トタタトト。タトトタトトトト、タトトトタタト。 |
1042 |
思ひけむ 人をぞ共に 思はまし まさしやむくい なかりけりやは |
清原深養父 |
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トタタタト。トタタトトトト。トタタタト。トタトトトトト。トタタタトトト。 |
1043 |
いでてゆかむ 人をとどめむ よしなきに となりの方に 鼻もひぬかな |
読人知らず |
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タトトトタト。トタタトタタト、タトトトト。トタタタタタト。トタタタトトト。 |
1044 |
紅に 染めし心も たのまれず 人をあくには うつるてふなり |
読人知らず |
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トタタタタ。トタトトタタト、トタタタト。トタタタトトト、トタタタトトト。 |
1045 |
いとはるる 我が身は春の 駒なれや 野がひがてらに 放ち捨てつつ |
読人知らず |
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トタタタト。タトトトタトト。タトトトト。トタタタトトト、トタタタタタト。 |
1046 |
うぐひすの 去年の宿りの ふるすとや 我には人の つれなかるらむ |
読人知らず |
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トタトトト。タトトトタタト、トタタタト。タトトトトトト。トタタタタタト。 |
1047 |
さかしらに 夏は人まね 笹の葉の さやぐ霜夜を 我がひとり寝る |
読人知らず |
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トタタタタ。トタトトタタタ、トタタタタ。トタトトタトト、タトトタトトト。 |
1048 |
あふことの 今ははつかに なりぬれば 夜深からでは 月なかりけり |
平中興 |
|
タトトトト。タトトトタタタ、トタタトト。トタタタトトト、トタトタタタト。 |
1049 |
もろこしの 吉野の山に こもるとも おくれむと思ふ 我ならなくに |
左大臣 |
|
トタタタタ。タトトトトタト。トタトトト。トタタトトトタト、タトトタタトト。 |
1050 |
雲はれぬ 浅間の山の あさましや 人の心を 見てこそやまめ |
平中興 |
|
タトトトト。トタタタトタト。トタタトト。トタタトタタト、タトトトトトト。 |
1051 |
難波なる 長柄の橋も つくるなり 今は我が身を 何にたとへむ |
伊勢 |
|
トタタタト。タトトトトタト。トタトトト。タトトタトトト、タトトトタタト。 |
1052 |
まめなれど 何ぞはよけく 刈るかやの 乱れてあれど あしけくもなし |
読人知らず |
|
トタタトト。トタタタトタト。トタタトト。トタトトタトト。トタタトトタト。 |
1053 |
何かその 名の立つことの 惜しからむ 知りて惑ふは 我ひとりかは |
藤原興風 |
|
タトトトト。トタタトトタト。トタタタト。トタタトタトト、タトトタトトト。 |
1054 |
よそながら 我が身に糸の よると言へば ただいつはりに すぐばかりなり |
久曽 |
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トタタトト。タトトトタトト。タトトトタト。タトトタタタタ。タトタトトトト。 |
1055 |
ねぎことを さのみ聞きけむ やしろこそ はてはなげきの もりとなるらめ |
讃岐 |
|
トタタタタ。トタトトタタト、タトトトト。トタトトタタタ、トタタトタタト。 |
1056 |
なげきこる 山とし高く なりぬれば つらづゑのみぞ まづつかれける |
大輔 |
|
トタタタト。トタトトタトト。トタタトト。トタタタタトト。タトトタタタト。 |
1057 |
なげきをば こりのみつみて あしひきの 山のかひなく なりぬべらなり |
読人知らず |
|
トタタトト。トタトトタトト。トタタタタ。トタタタタタト、トタタタトトト。 |
1058 |
人恋ふる ことを重荷と になひもて あふごなきこそ わびしかりけれ |
読人知らず |
|
トタタタト。トタトトタタタ、トタタタト。トタタタトトト、トタタタタタト。 |
1059 |
宵の間に いでて入りぬる 三日月の われて物思ふ ころにもあるかな |
読人知らず |
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トタタタタ。タトトトタタト、トタタタタ。トタタタタタタト、タトトトタトトト。 |
1060 |
そゑにとて とすればかかり かくすれば あな言ひ知らず あふさきるさに |
読人知らず |
|
トタタトト。トタトトトタト。タトトトト。タトトタタタト。タトトタトトト。 |
1061 |
世の中の うきたびごとに 身を投げば 深き谷こそ 浅くなりなめ |
読人知らず |
|
トタトトト。タトトトタトト。トタタトト。タトトトタトト、トタタトタタト。 |
1062 |
世の中は いかにくるしと 思ふらむ ここらの人に うらみらるれば |
在原元方 |
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トタトトト。トタトトタタト、トタタタト。トタトトトタト。トタタトタトト。 |
1063 |
何をして 身のいたづらに 老いぬらむ 年の思はむ ことぞやさしき |
読人知らず |
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タトトトト。トタタタタタタ。トタタタト。トタタタタタト、トタトトタタト。 |
1064 |
身は捨てつ 心をだにも はふらさじ つひにはいかが なると知るべく |
藤原興風 |
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トタタタト。トタタトタトト。トタタタト。タトトトトタト。タトトトタタト。 |
1065 |
白雪の ともに我が身は 降りぬれど 心は消えぬ ものにぞありける |
大江千里 |
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トタトトト。トタタタトトト、トタタトト。トタタトトトト。トタトトトタタト。 |
1066 |
梅の花 咲きてののちの 身なればや すきものとのみ 人の言ふらむ |
読人知らず |
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トタタタタ。トタトトトタト。トタトトト。トタタタタタト。トタタトタタト。 |
1067 |
わびしらに ましらな鳴きそ あしひきの 山のかひある 今日にやはあらぬ |
凡河内躬恒 |
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トタタトト。トタタタタトト。トタタタタ。トタタタタタト、タトトタトトタト。 |
1068 |
世をいとひ 木のもとごとに 立ち寄りて うつぶし染めの 麻の衣なり |
読人知らず |
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タトトタト。トタタタタトト。トタタトト。トタタタタタタ。トタタタトトト。 |