題しらず | 読人知らず | |||
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この歌の中心は "花のひもとく" という表現であろう。 "思ひたはれむ" と合わせて「紐を解き乱れる」というイメージを表している。その意味でこの歌は 238番の平貞文の 「おほかる野辺に 寝なましものを」というオミナエシの歌に通じるものがある。また、一応「思ひ+たはれむ」と 「思ひ」を付けて、「想像上だけだけれどもね」と抑えをきかせているところは、 236番の忠岑の 「見ましを」の 「まし」にも共通する気持ちだろうか。 |
( 2001/11/05 ) (改 2004/03/12 ) |
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