題しらず | 紀貫之 | |||
583 |
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246 |
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この歌は 「恋の物思ひ」の歌であるが、少し後に出てくるやはり貫之の 589番の「露ならぬ 心を花に 置きそめて」という歌と同じく、「花」を扱っているために、どこか艶っぽい感じもあり、そうした意味では次の藤原興風の歌にも通じるものがあるように見える。 |
101 |
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また、同じ「物を 思ふころかな」と結ばれている歌としては、993番の藤原忠房の「初霜の おきゐて物を 思ふころかな」という歌がある。 |
( 2001/11/05 ) (改 2003/12/28 ) |
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