良岑のつねなりが四十の賀にむすめにかはりてよみ侍りける | 素性法師 | |||
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詞書にある 「良岑のつねなり」は、良岑ということで素性の親類であろうが仔細不明で、その娘との関係もわからない。 歌の意味は、あなたの長寿を松に願ってお祝いします、その千歳の庇護の下で過してゆこうと思いますから、ということ。詞書と合わせて見れば、父親を 「万代」までとし、その恩恵を受ける娘もまたずっと一緒に長生きをする、という父娘を両建てで持ち上げたかたちの歌であると言える。 "祝ひつる" の 「つる」には 「鶴」が掛けられていると見るのが一般的で、「松」と 「鶴」を配した絵などの贈り物につけられたものとも考えられる。 「鶴」を詠った歌の一覧は 919番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/05 ) (改 2004/02/12 ) |
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