題しらず | 読人知らず | |||
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"入れ紐"は狩衣の盤領(まるえり:=首回りの丸い部分)などを止めるのに使用される紐のこと。譬えはストレートだが、 "同じ心に" とあるので露骨さが少し緩和されている。本居宣長は「古今和歌集遠鏡」でこの歌の後半を 「両方ノ紐ヲ一所ヘムスビ合スヤウニ ドレヤコレカラハ一所ニ居ルヤウニセウゾ」と訳している。この歌は恋歌一にあるが、似たような譬えの次の友則の歌は離別歌の最後に置かれている。 |
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「よそ」という言葉を使った歌の一覧は 37番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/05 ) (改 2004/02/24 ) |
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