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古今和歌集の部屋
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巻十七
女どもの見て笑ひければよめる
兼芸法師
875
かたちこそ み山隠れの 朽ち木なれ 心は花に なさばなりなむ
み山隠れ ・・・ 深い山奥の
朽ち木 ・・・ 腐った木
見た目こそ山奥の朽木のようではあるが、心は花にしようと思えばできるのさ
、という歌。
"朽ち木" と言っているので、老人の歌のようであるが、歌の置かれている位置からするとそうでもないようである。見た目については自分でも認めていることからして、かなり貧相な様子だったのであろう。
( 2001/12/03 )
(改 2004/01/29 )
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