題しらず | 読人知らず | |||
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"うちはぶき" が具体的にどのような動作を指しているのかわからないが、梢に止まったままバサバサと羽を広げるような感じか。接頭語「うち」が使われている歌の一覧については 12番の歌のページを参照。また 「去年」は 「今」との対比で出しているのだろうが、 "ふる声" というニュアンスがややつかみづらい。この歌だけを見ると単に 「去年−古い」とつなげたようにも見えるが、159番には「去年の夏 鳴きふるしてし 郭公」という歌があり、 "ふる声" には 「何度も聞いた、聞き飽きた」という否定的な気持ちが少しあるようである。それでも時節のものとして聞きたい、というのがこの歌である。 似た気持ちは次の伊勢の歌でもう少し直接的に詠われている。 |
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( 2001/12/06 ) (改 2004/01/21 ) |
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