題しらず | 読人知らず | |||
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「ホトトギス−涙」というと 「ウグイス−涙」を扱った 4番の二条后(=藤原高子)の「こほれる涙 今やとくらむ」という歌が思い出される。並べて見ると、この歌はそつなくまとまっているものの、底が浅く、やや品がないようにも感じられる。夏歌にあるので 「衣手が濡れているのは雨のせい」としてしまえば、「雪−ウグイス−涙」に対して 「雨−ホトトギス−涙」となるが、歌の中に 「雨」という言葉が出てこないのでそれはなかなか難しいだろう。 |
( 2001/11/01 ) (改 2004/03/11 ) |
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