はくわかう | 読人知らず | |||
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歌の意味としては、花という花をことごとく散らした風なので、それを幾度、私は嫌なものだと思っていることか、ということ。ここでは言葉の流れから、 "あかず" を 「風が一つだけの花では満足せずに」としたが、一般的には、それを作者の気持ちとし 「自分が満足するまで見ていないのに」と解釈されるの普通のようである。いずれにせよ、 "花ごとに" 風が散らした回数だけ、嫌な思いをした、ということで 「風」を恨んだ歌である。香りは風と関係し、また「百和香」の 「百」が "いくそばく" という言葉とからんでいるように見える。 古今和歌集の中では、この歌の他には薫物が具体的に取り上げられているものはないが、衣服への 「移り香」として以下のような歌で詠われている。 |
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「あかず」という言葉を使った歌の一覧は 157番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/18 ) (改 2004/02/11 ) |
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