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古今和歌集の部屋
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巻十一
題しらず
読人知らず
511
涙川 なに水上を 尋ねけむ 物思ふ時の 我が身なりけり
水上 ・・・ 水源
歌の意味は、
涙川の水源をなぜ捜し求めたのだろう、それは他でもない恋に物思う時の我が身であった
、ということ。 「涙川」を詠った歌の一覧は
466番
の歌のページを参照。 "尋ねけむ" の 「けむ」は、ここでは、過去にあったことの原因の推量を表わす。他に 「水上」を使った歌としては、雑歌上に次の忠岑の歌がある。
928
落ちたぎつ 滝の
水上
年つもり 老いにけらしな 黒き筋なし
( 2001/08/14 )
(改 2004/03/09 )
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