題しらず | 寵 | |||
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「鳥」は、普通に考えればニワトリのことであろう。オスしか鳴かないというのはこの歌とはあまり関係なさそうだが、ニワトリではどうも品がないと思う場合は、小鳥と考えてもよさそうである。鳥たちがまだ起き出していない時間から、別れの朝のことを思って泣きはじめるという意味の歌である。 「しののめの」という言葉ではじまる歌には、同じ恋歌三に次の読人知らずの歌があり、156番の貫之の歌でも「郭公 鳴くひと声に 明くるしののめ」と使われている。 |
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( 2001/12/05 ) (改 2004/02/23 ) |
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