題しらず | 読人知らず | |||
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「往き−過ぎ−帰る」という三つの行動の動詞を使い、 "かえる" には 「若返る」というニュアンスを含めているのであろう。 "とりもあへず" は 「とり+も+あへず」で、「とりあへず」という言葉は 420番の「このたびは ぬさもとりあへず たむけ山」という菅原道真の歌では 「用意できない」というニュアンスで使われているが、この歌の場合は、どちらかというと「捕る」で、それを 「歳をとる」に掛けているような感じである。続く 897番の「とりとむる」という言葉に近いと思われる。 「あへず」という言葉を使った歌の一覧については 7番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/29 ) (改 2004/01/30 ) |
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