みちのくのうた | 読人知らず | |||
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三句目までは 「否(いな)」を出すための序詞と考えられるが、 "この月ばかり" という部分がわかりづらい。 「稲舟」は稲を運ぶ舟だけれども、今回の積荷は稲ではないよ、ということを、「嫌ではないけれど、ちょっと待って」ということに掛けたものか。 この歌は 「いな」を 「稲」に掛けているが、似たような歌で 「いね」に掛けているものに、803番の兼芸法師の「秋の田の いねてふことも かけなくに」という歌がある。 |
( 2001/10/30 ) (改 2004/02/23 ) |
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