題しらず | 読人知らず | |||
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「秋になるとなぜ木の葉の色が変わるのか」ということの理由付けとして、露の置き方が異なるからだ、と言っているものだが、「色いろことに置く」という部分が少しわかりづらい。 「こと」は 「毎」と見る説と 「異」と見る説の二つがあるが、どちらでも大した違いはないように思われる。 この歌は次の二つの歌とまとめられて置かれているが、その点から見ると、「山の木の葉」という表現の方が気になる。 290番の歌に「色のちぐさに 見えつるは 秋の木の葉の 散ればなりけり」といっているのと並べて見るのも面白いかもしれない。 |
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また「山の木の葉」という言葉にこだわれば、「山の木はそれぞれ生えている高さが異なるので露の置き方が違うのかも」と言っているとも考えられる。 |
( 2001/08/28 ) (改 2003/11/17 ) |
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