雲林院のみこの舎利会に山にのぼりてかへりけるに、さくらの花のもとにてよめる | 幽仙法師 | |||
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"匂はなむ" は香るということではなく、色が美しく輝くということ。どうせなら親王が感嘆して留まるほどに輝いてほしい、このまま帰してしまうのは花の名折れではないか、という歌。 「匂ふ」という言葉を使った歌の一覧は 15番の歌のページを参照。 「やは」を使った歌の一覧については 106番の歌のページを参照。 "ことならば" は、前の遍照の歌の感じからは、「どうせ散るものならば」というニュアンスのように感じられる。最後の "花のうき" という部分がわかりづらいが、「ダメな花・つまらない花」という感じだろうか。 「ことならば」という言葉を使った歌の一覧は 82番の歌のページを参照。 幽仙法師には似たような離別歌として、次のような歌もある。 |
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( 2001/11/14 ) (改 2004/02/17 ) |
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