これたかのみこのともにかりにまかりける時に、あまの川といふ所の川のほとりにおりゐて酒などのみけるついでに、みこのいひけらく、かりして天の河原にいたるといふ心をよみて盃はさせ、といひければよめる | 在原業平 | |||
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歌の内容は、狩をして日を過ごし、さあ今は織姫に宿でも借りようか、天の河原に来たからには、ということ。 「狩り」から 「借り」へとつなげている。シンプルな発想だが、これにより 「狩りをして天の河原に至る」という題から作られたこの歌が、今度は 「天の河で宿をとる」という題を提示していることにもなり、それを紀有常が、続く419番の歌でうまく掬い上げるというかたちになっている。 古今和歌集の中で他に 「七夕つめ」という言葉の出てくる歌には、次の読人知らずの歌がある。 |
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( 2001/11/15 ) (改 2003/12/10 ) |
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