あふひ、かつら | 読人知らず | |||
433 |
|
歌の意味は、このようにたまにしか逢えないようになった人を、どうして冷淡だと思わずにいられようか、ということ。物名の入れ方には無理やりという感じがあるが、歌全体の調子は整っている。 「かくばかり」という言葉ではじまる歌としては、190番の躬恒の歌に「かくばかり 惜しと思ふ夜を いたづらに」という歌があり、「いかが」という言葉を使った物名の歌としては、457番の兼覧王(かねみのおおきみ)の 「いかがさき」の歌が思い出される。 「つらし/つらき」という言葉を使った歌の一覧は 624番の歌のページを参照。 |
( 2001/10/24 ) (改 2004/01/20 ) |
前歌 戻る 次歌 |