きちかうの花 | 紀友則 | |||
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「あキチカウ ノハナりにけり」の部分に 「きちかうの花」を詠み込んでいる。 428番や 429番、そして同じ友則の 442番の歌と同様、「の花」まで入れているところに面白味がある。 「桔梗(きちかう)」は今のキキョウのこと。 歌の意味は、野では秋が近くなり、白露が置く草葉も色が変わってゆく、ということ。この歌から秋の紫系の花が三つ続く。次の読人知らずの歌は 「紫苑(しをに)=シオン」の物名の歌である。 |
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( 2001/12/11 ) (改 2004/01/14 ) |
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