題しらず | 読人知らず | |||
507 |
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「あはむものなれや」という部分は反語で、「逢えるものなのか、いやそんなことはない」ということ。歌の後半は、少しわかりづらく、何故か下紐が何度も解けるので手がだるくなるほど、というより、 "思ふとも 恋ふともあはむ ものなれや" という気持ちでボーッとして結ぶのですぐに下紐が解けてしまい、それをまたボーッとして結ぶのですぐゆるくなり、ということの繰り返しで手がだるくなるほど、という感じに見たい。続く 508番の歌もある意味「呆」の状態の恋の歌である。 「下紐」が解ける歌としては、808番の「思ひ知らずも とくる紐かな」という歌もあるが、次の「とけ渡る下紐」の全開という感じの歌がインパクトがある。 |
730 |
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「〜なれや」という言葉を使った歌の一覧は 225番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/03 ) (改 2004/01/14 ) |
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