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古今和歌集の部屋
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巻十五
題しらず
読人知らず
812
あふことの もはら絶えぬる 時にこそ 人の恋しき ことも知りけれ
もはら ・・・ まったく
逢うことがもうまったくなくなって、完全に別れてしまった時にこそ、あなたを恋しく思う気持ちがあったことを知りました
、という歌。 この歌以外に「もはら」という言葉を使った歌はない。
 雪の中の松を詠った
340番
の「年の暮れぬる
時にこそ
つひにもみぢぬ 松も見え
けれ
」という読人知らずの歌が思い出される。
( 2001/10/31 )
(改 2004/01/22 )
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