Top
>
古今和歌集の部屋
>
巻十九
題しらず
読人知らず
1060
そゑにとて とすればかかり かくすれば あな言ひ知らず あふさきるさに
そゑにとて ・・・ それだからといって (=其の故に)
かかり ・・・ このようになり (=かくあり)
あふさきるさ ・・・ うまくかみあわない様子
それだからといって、ああすればこうなり、こうすればああなる、もうどう言ったらいいのか、まったくうまくかみあわない
、という歌らしいが、見慣れない言葉が多い上に内容が漠然としており、何を言いたいのかよくわからない歌である。 "あな言ひ知らず" という言葉通りの歌であるとも言える。
「あな」という感嘆詞が使われている歌の一覧については
426番
の歌のページを参照。
"あふさきるさ" は 「あふさ/きるさ」という対になった慣用句のようだが、何を指しているのかははっきりしない。 「合ふさ/切るさ」かとも言われている。
( 2001/10/23 )
(改 2004/03/09 )
前歌
戻る
次歌