題しらず | 読人知らず | |||
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「いでていりぬる」という部分が少しひっかかるが、その後の "われて" という口ぶりに合っているような気もする。 "われて" という言葉のニュアンスはわかりづらく、「三日月」とあるので、(完全な状態ではなく)片割れになって、ということと思われる。シェル・シルヴァスタインの「ぼくを探しに」("The Missing Piece": Shel Silverstein 1976)という絵本にあるような 「欠けた」イメージか。 「宵の間」ではじまる他の歌としては、561番に「宵の間も はかなく見ゆる 夏虫に」という友則の歌があり、「ころにもあるかな」と結ばれている歌としては、566番に「消えて物思ふ ころにもあるかな」という忠岑の歌がある。 |
( 2001/10/17 ) (改 2004/02/19 ) |
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