巻一 |
0024 |
ときはなる 松の緑も 春くれば 今ひとしほの 色まさりけり |
春歌上 |
巻四 |
0182 |
今はとて 別るる時は 天の河 渡らぬ先に 袖ぞひちぬる |
秋歌上 |
巻六 |
0315 |
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も 枯れぬと思へば |
冬歌 |
巻十三 |
0624 |
あはずして 今宵明けなば 春の日の 長くや人を つらしと思はむ |
恋歌三 |
巻十五 |
0788 |
つれもなく なりゆく人の 言の葉ぞ 秋より先の もみぢなりける |
恋歌五 |
巻十五 |
0801 |
忘れ草 枯れもやすると つれもなき 人の心に 霜は置かなむ |
恋歌五 |