はちすの露を見てよめる | 僧正遍照 | |||
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また、露は涙を連想させ、この歌を「涙を珠とあざむく」と見れば、他の遍照(=良岑宗貞)の 「香をだにぬすめ」という 91番の歌や、「我おちにき」という 226番の女郎花の歌などと同じく、どこか艶っぽい感じがしないでもない。同じ遍照の 「露」の歌では次の歌も美しく、蓮の円に対して柳の線、蓮のブローチに対して柳のネックレスという感じがする。 |
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( 2001/09/12 ) (改 2003/10/31 ) |
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