月をよめる | 在原元方 | |||
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"月の光し" という言葉を使った歌には冬歌に次の読人知らずの歌があって印象が深い。 |
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それに対し、暗いという名の 「くらぶの山」も越えられそうだ、というこの元方の歌も目立つ歌ではないが、シンプルでほのぼのとした良さがあり、詞書の 「月をよめる」というのも、とぼけていて面白い。歌の内容としてはあまりにも平凡だが、自然体過ぎて文句のつけようがない。詠まれた年代の前後は不明だが、上記の冬歌のパロディとして見てみたい。 その他の 「くらぶ山」を使った歌については 39番の歌のページを、「べらなり」を使った歌については 23番の歌のページを参照。 |
( 2001/08/30 ) (改 2004/01/02 ) |
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