題しらず | 読人知らず | |||
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春を待つ心の逆を行っている歌だが、全体を反語と見るよりも、そのまま雪の白さを愛でる気持ちと見ておきたい。 "消ぬがうへに" と言っているので、まだ雪は消える様子がないのであろう。バニラアイスの二段重ねという感じか。言葉上は 「降る」という下降に対して 「立つ」という上昇を合わせているようにも見える。 "み雪" という言葉が使われている他の歌には、次の二つの読人知らずの歌があり、それらはどちらも 「吉野の山」と一緒に出てくる。 |
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「春霞」を詠った歌の一覧は 210番の歌のページを参照。 |
( 2001/10/16 ) (改 2004/02/26 ) |
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