題しらず | 読人知らず | |||
334 |
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"降れれば" は 「降れ+れ+ば」であり、「降る」の命令形+助動詞「り」の已然形+接続助詞「ば」で、ここで助動詞「り」は、332番などに出てくる 「降れる白雪」と同じで継続を表すものと考えられる。つまり、降りつつ積もっているという感じである。 この歌では "あまぎる" という言葉が印象的であるが、古今和歌集の中でこの言葉を使った歌は他にはない。 "なべて" という言葉が使われている歌のうち、次の読人知らずの歌はこの歌と似た感じがあるが、そこでは秋の武蔵野を詠いながら、恋歌に分類されているのが不思議といえば不思議である。 |
821 |
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「なべて」という言葉が使われている歌を一覧にしてみると次の通り。 |
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「久方の」という枕詞を使った歌の一覧は 269番の歌のページを参照。 |
( 2001/08/22 ) (改 2004/02/26 ) |
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