題しらず | 読人知らず | |||
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「涙川に浮く」ということを言っている他の歌としては、527番に「涙川 枕流るる うきねには」というものがある。そこでの 「浮き寝」には 「憂き」が掛けられているのと同じく、この歌でも 「かがり火」の 「火」に 「思ひ」が掛けられているようだが、あまりその意味を強く見ると "我が身" の 「身」と衝突して歌が汚くなる。 「思ひ」は 「燃ゆ」という言葉の中にあると見ておいた方がすっきりする。 「なぞ」という言葉を使った歌の一覧 232番の歌のページを、「涙川」を詠った歌の一覧は 466番の歌のページを参照。 |
( 2001/10/11 ) (改 2004/03/09 ) |
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