題しらず | 紀友則 | |||
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「横ほりふせる 小夜の中山」とある。 歌の意味は、どうして中途半端にあの人を恋しく思いはじめたのだろう、ということで、「中山」から "なかなかに" を導き出しているシンプルな駄洒落の恋歌だが、「なか」が三つもあるのでそれなりの面白さが出ていると言えよう。また、万葉集・巻四750に次のような歌があり、それをホップとするなら、この歌がステップで、679番の貫之の「ふるのなか道 なかなかに」という歌がジャンプという感じか。 思ひ絶え わびにしものを なかなかに 何か苦しく 相見そめけむ 「思ひそむ」という言葉を使った歌の一覧は 471番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/11 ) (改 2004/01/04 ) |
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