題しらず | 読人知らず | |||
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池にすむオシドリが水が浅くて潜りきれないように、恋の噂に名が出るのが惜しいので隠れようとしたけれど、うまくゆかず世間に知られてしまった、という歌。 "をし鳥" (オシドリ)に 「惜し(をし)」を掛けている。 「名を惜し」という歌には、653番の小野春風の「花薄 穂にいでて恋ひば 名を惜しみ」という歌などがあるが、ここでは "名ををし鳥" という言い回しが印象的である。 "水を浅み" と同じ 「〜を〜み」というかたちを持つ歌については、497番の歌のページを参照。どこかユーモラスな歌で、似たような雰囲気を持つものに次の読人知らずの歌がある。 |
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また、他の鳥と池の恋歌としては、木の実や草を主食としてあまり深く潜らないオシドリに対し、深く潜ることで有名な 「にほ鳥」(=カイツブリ)を使った次のような躬恒の歌がある。 |
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( 2001/08/17 ) (改 2004/01/07 ) |
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