題しらず | 読人知らず | |||
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屈折した物言いの歌である。恋の盛りには 684番の友則の歌のように「見れどもあかぬ 君にもあるかな」と言われていたのであろう。こういう場合には、続く次の友則の歌のように駄洒落含みであった方が救われる。 |
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あるいは、いっそのこと 900番の業平朝臣母の歌の後半と続けてしまって、「見てもまた またも見まくの ほしければ いよいよ見まく ほしき君かな」とでもしてしまった方がすっきりする。 「見まくほし」という表現を使った歌の一覧は 620番の歌のページを、「べらなり」という言葉が使われている歌の一覧は 23番の歌のページを参照。 |
( 2001/10/15 ) (改 2004/01/29 ) |
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