題しらず | 読人知らず | |||
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「ものゆゑ」を使った歌の一覧については 100番の歌のページを参照。 "見まくほしさ" とは 「見まく+欲し+さ」で 「見まく」は 「見+まく」と分解され、「まく」は 「〜こと」を意味する連語である。(さらに 「まく」は推量の助動詞「む」の古い未然形である 「ま」と上代の準体助詞の 「く」に分けられると言われる)。 「見まくほし」が使われている歌には 1029番の紀有朋の他に、次のようなものがある。 |
752 |
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900 |
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912 |
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これをまとめ直してみると次の通り。 |
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その他、この 「まく」が使われている歌としては、864番の「唐錦 たたまく惜しき ものにぞありける」という歌と、981番の「菅原や 伏見の里の 荒れまくも惜し」という歌がある。 |
( 2001/09/06 ) (改 2004/02/09 ) |
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