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古今和歌集の部屋
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巻十五
題しらず
読人知らず
815
夕されば 人なき床を うちはらひ なげかむためと なれる我が身か
夕されば ・・・ 夕方になると
夕方になると、あなたの来ない床の塵を払い、嘆くための準備をするようになってしまったこの身です
、という歌。
"なげかむため" という部分が少しわかりづらいが、床を準備しながら嘆く役目、そういうことを仕事とする人になってしまった、という感じでもある。 「夕されば」という言葉を使った歌の一覧は
317番
の歌のページを参照。 "うちはらひ" の「うち」という接頭語を使った歌の一覧については
12番
の歌のページを参照。
( 2001/12/04 )
(改 2004/01/23 )
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