山の法師のもとへつかはしける | 凡河内躬恒 | |||
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詞書に 「山の法師」に送ったとか書かれているので、 "山にいる人" はその法師を指しているのであろう。軽い挨拶のようでもあり、子供の素朴な疑問のようでもある。法師の歌としては 947番の素性法師の「いづこにか 世をばいとはむ」という歌が思い出される。 「いづち行くらむ」と結ばれる歌には 153番に友則の「郭公 夜深く鳴きて いづち行くらむ」という歌があり、この歌と似た感じの歌としては、誹諧歌にある次の読人知らずの歌が連想される。 |
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( 2001/11/26 ) (改 2004/02/06 ) |
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