題しらず | 読人知らず | |||
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"言ひはてぬ" の 「ぬ」は打消しの助動詞「ず」の連体形。 「やは」はここでは疑問を表している。 「やは」を使った歌の一覧は 106番の歌のページを参照。また、「言ひ果つ」の主語は、「言い切ってくれないだろうか」というように、相手であるとする解釈が一般的だが、自分を主語として、長くは続かないだろう恋を詠ったものと見てよいような気がする。 "玉だすき" は 「掛ける・懸ける」ものということで、 487番に「ひと日も君を かけぬ日はなし」という 「木綿襷」を使った読人知らずの歌があるほか、契沖「古今余材抄」などであげられているように、万葉集・巻十二2992に次のような歌がある。 玉だすき かけねば苦し かけたれば 継ぎて見まくの 欲しき君かも 「ことならば」という言葉を使った歌の一覧は 82番の歌のページを、「なぞ」を使った歌の一覧は 232番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/14 ) (改 2004/03/16 ) |
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