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古今和歌集の部屋
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巻十九
題しらず
読人知らず
1058
人恋ふる ことを重荷と になひもて あふごなきこそ わびしかりけれ
あふご ・・・ 天秤棒 (朸)
人に恋することは、重い荷物を持っているようなもので、天秤棒がないとつらいように、逢うチャンスがないのはつらいことだ
、という歌。 「あふご」に 「逢う期(ご)」を掛けている。
"人恋ふる" という出だしを持つ歌は、古今和歌集の中でこの歌だけだが、似たような言い回しで
「君恋ふる」という詠い出しを持つ歌に、
567番
の藤原興風の 「みをつくし」の歌と
572番
の貫之の「唐衣」の歌がある。 「わびし」という言葉を使った歌の一覧は
8番
の歌のページを参照。
( 2001/10/23 )
(改 2004/03/10 )
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