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 1首  
   雲林院親王 うりんゐんのみこ
 
 
   生年   不明    没年   869年(貞観 十一)
 父   仁明天皇    母   紀種子(紀名虎女)

 常康親王(つねやすのみこ)。 仁明天皇の第七皇子。

−− 年代考 −−
仁明天皇の第三皇子である時康親王(=光孝天皇)の生れが830年、第八皇子である成康親王の生れが830年代と言われているので、常康親王の生れも830年代と思われる。
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巻十五  0781  吹きまよふ 野風を寒み 秋萩の うつりもゆくか 人の心の  恋歌五

■ 詞書に名前が出てくる歌
巻二  0095  いざ今日は 春の山辺に まじりなむ 暮れなばなげの 花のかげかは  春歌下
巻八  0394  山風に 桜吹きまき 乱れなむ 花のまぎれに 君とまるべく  離別歌
巻八  0395  ことならば 君とまるべく 匂はなむ かへすは花の うきにやはあらぬ  離別歌

   
 851年  嘉祥 四  二月 出家
 869年  貞観 十一  五月 没