題しらず | 読人知らず | |||
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"おほかた" という言葉は意味がとりづらいが、はっきりと秋だとわかる状態ではない、ということを指していると考えられる。 「おほかた」という言葉を使った歌の一覧は 879番の歌のページを参照。また、ざっと読むと 「からに」は理由を述べているように見えるが、249番の「吹くからに 秋の草木の しをるれば」などと同じで、「〜するとたちまち」という順序を表す言葉である。 「からに」という言葉を使った歌の一覧は、その 249番の歌のページを参照。 秋が来てその 「かなしみ」を真っ先に知るものは、他の誰でもなく、この自分だ、というこの歌の 「こそ」に込められている気持ちは、次の読人知らずの歌の 「まづ」と同じであると思われる。 |
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また、「思ひ知る」というのは、そのままでも意味がわかるが、「しっかりと納得して理解する」というような感じである。古今和歌集の中で使われている例をあげると次の通り。 |
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この歌から三つ 「かなし」という言葉を使った歌が続くが、「かなし」を使った歌の一覧については、578番の歌のページを参照。 |
( 2001/07/05 ) (改 2004/03/08 ) |
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