白菊の花をよめる | 凡河内躬恒 | |||
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また、この歌が映像としてイメージしづらいのは、"初霜" という言葉が 「その年はじめて地面に立つ霜柱」を思わせるからかもしれない。古今和歌集の 「初霜」の歌には次のようなものがある。 |
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これらはみな置く対象の草葉と共に詠まれているとは言え、「草葉の上に降る霜」というイメージである。よってこの 「白菊」の歌も霜は地面ではなく葉の上に置いていると見てよいだろう。一色の氷の造形の中からどれを花として折ろうか、という感じの歌である。 |
( 2001/12/03 ) (改 2004/03/08 ) |
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