題しらず | 読人知らず | |||
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"散りぬべみ" は「散り+ぬ+べ+み」で、「ぬ」は完了の助動詞「ぬ」の終止形、「べ」は推量の助動詞「べし」の語幹、それに理由を表わす接尾語の「み」がついたもの。同じ使い方は 642番の読人知らずの歌の「あけば君が名 立ちぬべみ」や、1001番の読人知らずの長歌の「色にいでば 人知りぬべみ」に見られる。 また古今和歌集の配列で言えば、この 「散りぬべし」で並べて置かれた 282番の藤原関雄の「奥山の いはがきもみぢ 散りぬべし」と関連し、そこでの 「日の光」とこの歌の "照らす月影" が言葉上、対に見えるように配置されている。 「さへ」を使った歌の一覧は 122番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/13 ) (改 2004/02/10 ) |
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