これさだのみこの家の歌合せのうた | 壬生忠岑 | |||
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歌の意味は、山の田の番をする仮庵に置く露は「いなおほせ鳥」の涙なのだなあ、ということ。どことなく古い読人知らずの歌を彷彿させる以外、これといって特徴のない歌だが、こうした古さもレトロな感じで好まれたのかもしれない。また、 "秋の" という言葉の挿み方がいかにも飾りという感じがするが、「秋の田を 守る仮庵に」とすることと比べると、「山田」という情報が加わることにより歌が締まって見える。 「涙なりけり」という言葉を使った歌の一覧は 940番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/10 ) (改 2004/02/05 ) |
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