題しらず | 読人知らず | |||
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秋の露で袖が濡れる、それは私の涙だ、と直接言わず、その露が置こうとする場所は、すでに自分の涙で充分濡れている、それほど逢えなくて寂しいのだ、と回して言っている。 「夕されば」という言葉を使った歌の一覧は 317番の歌のページを参照。 "いとど" という言葉を使った他の歌としては、雑歌下に 971番の業平の「いとど深草 野とやなりなむ」という歌がある。 「さへ」を使った歌の一覧は 122番の歌のページを参照。 |
( 2001/12/06 ) (改 2004/03/10 ) |
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