題しらず | 読人知らず | |||
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月が恋しいと言わずに、"あなたおもてぞ 恋しかりける" と言っている所がこの歌の趣向であろう。賀茂真淵は「古今和歌集打聴」の中で、この歌を 877番の歌と比較して、「是は又山の西のあなたを思ひやるにて上の遅く出る月にも有哉を打反(カヘ)したる心也」と述べている。 「恋しかりける」という表現を使った歌の一覧は 991番の歌のページを参照。 「あかずして」という言葉を使った歌については 396番の歌のページを、「あなた」という言葉を使った歌の一覧は 379番の歌のページを参照。 |
( 2001/10/04 ) (改 2004/02/11 ) |
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