題しらず | 大江千里 | |||
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白雪が降るように我が身も古くなってしまったが、雪が消えるようには心は消えないものなのだな、という歌。 「降る−古る」を掛けている。 「ともに」という言葉が少し気になるが、これは恋歌三にある 621番の読人知らずの歌が 「白雪」を引き合いに出して「我さへともに けぬべきものを」と言っているのと合わせて見るとわかりやすい。 「雪は降るもの、消えるもの」という発想からの歌で、「白雪」はまた、白髪のイメージを表しているのであろう。 875番の「心は花に なさばなりなむ」という歌も連想される。 「〜にぞありける」という表現を使った歌の一覧は 204番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/06 ) (改 2004/03/09 ) |
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