題しらず | 藤原興風 | |||
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この歌は、"身を捨つ" と世間から離れて、"つひには" 死に近づくことを詠っているように思える。 「つひに」という言葉からは、861番の「つひにゆく 道とはかねて 聞きしかど」という業平の歌が連想され、最後の様ということでは、次の読人知らずの春歌が思い出される。 「つひに」という言葉を使った歌の一覧は 707番の歌のページを参照。 |
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また、「身を捨てる」ということを詠った歌としては他に、455番の兵衛(ひょうえ)の「あひくる身をば 捨てぬものから」という 「くるみ」の物名の歌や、雑歌下に置かれている次の躬恒の歌がある。 |
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「だにも」という言葉を使った歌の一覧は 79番の歌のページを参照。 |
( 2001/11/15 ) (改 2004/03/09 ) |
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