Top  > 古今和歌集の部屋  > 作者一覧  > 作者

 10首  
   大江千里 おほえのちさと
 
 
   生年   不明    没年   不明
 父   参議 大江音人(おほえのおとんど)    母   ?

 894年(寛平 六)に宇多天皇に「句題和歌」を奉る。

−− 年代考 −−
父・大江音人は 811年(弘仁 二)生れ、 877年(元慶 元)没。
音人の四十代の子とすると千里の生れは850年代か。859番の歌からすると、古今和歌集の成立の頃には亡くなっていたと思われる。
800 1 2 3 4 5 6 7 8 9 900

 <<  
 >>  凡河内躬恒

巻一  0014  うぐひすの 谷よりいづる 声なくは 春くることを 誰か知らまし  春歌上
巻三  0155  宿りせし 花橘も 枯れなくに など郭公 声絶えぬらむ  夏歌
巻四  0193  月見れば ちぢにものこそ かなしけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねど  秋歌上
巻五  0271  植ゑし時 花待ちどほに ありし菊 うつろふ秋に あはむとや見し  秋歌下
巻十  0467  のちまきの おくれておふる 苗なれど あだにはならぬ たのみとぞ聞く  物名
巻十二  0577  ねになきて ひちにしかども 春雨に 濡れにし袖と とはば答へむ  恋歌二
巻十三  0643  今朝はしも おきけむ方も 知らざりつ 思ひいづるぞ 消えてかなしき  恋歌三
巻十六  0859  もみぢ葉を 風にまかせて 見るよりも はかなきものは 命なりけり  哀傷歌
巻十八  0998  あしたづの ひとりおくれて 鳴く声は 雲の上まで 聞こえつがなむ  雑歌下
巻十九  1065  白雪の ともに我が身は 降りぬれど 心は消えぬ ものにぞありける  雑体

   
 901年  延喜 元  三月 中務少丞
 902年  延喜 二  二月 兵部少丞
 903年  延喜 三  三月 兵部大丞