みちのくのうた | 読人知らず | |||
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この歌から巻二十の最後までの十四首が 「東歌」という分類になっている。最後の 1100番の歌を除いて東国の地名の入った歌となっているが、「古今和歌集全評釈(下)」 (1998 片桐洋一 講談社 ISBN4-06-208753-7) によれば、これらは 「東遊(あずまあそび)」という歌謡の歌であり、「東国で作られた歌をそのまま採集したものではない」とのことである。 "阿武隈" は、現在の宮城県亘理(わたり)郡亘理(わたり)町を河口とする阿武隈川を指す。 "明けぬ" の 「ぬ」は、1071番の「明けぬこの夜は」などと同じ完了の助動詞「ぬ」の終止形。 "霧立ちくもり" という言葉からは349番の「桜花 散りかひくもれ」という業平の歌が思い出される。 |
( 2001/11/19 ) (改 2004/03/16 ) |
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